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フジコ ヘミング コンサート [オーディオ 音楽]

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先日、東京オペラシティにてフジコ さんのコンサートを聴いて来ました。テレビやCDは聴いていました。生は初めて。なんというか、Rockみたい。かっちょいい!!

舞台にはスタンウェイのピアノだけ。フジコさん颯爽と登場。おーこの人か。楽譜なんて野暮なものは一切無し。椅子に座り、ちょっと袖を直すと不意に演奏が始まる。フジコさんがいつ弾き出すのか、僕には読めない。 始まるとフジコさんのペースに引き込まれてしまう。聴いていると常に喜怒哀楽が浮かんで来る。テンポ、音色、強弱、響き、どれも予想を超える展開。それが聴衆の意識をこじ開けて感情を直撃する。 音のアタック(立ち上がり)は極めて鋭い。音の強弱がpppだろうがfffだろうがアタックは鋭いまま。 羽の様なさえずりから重厚な低音まで出せて感情に刺さる音はこれじゃないかな? いつしかピアノ全体が「グァ〜ン♪」と唸り出す。弦の金属的な干渉やら、アクション(メカ機構)のカタカタした音まで音楽になっている。 腕と手と指はまた優雅に舞う。リストの「ため息」は、両手で波の様にうねる伴奏を弾きつつ、メロディは一音ずつ左右の指で叩いている!。目を閉じるとそんな技は全く分からない。すんごい演奏なんだけど、まるでハミングのように唄っちゃう。 そうやって、アンコール二曲いれて笑顔で軽々と弾き切ってました。これで昭和一桁のお生まれと知って脱帽です。

ピアノ弾きの嫁さんもご満悦。「よし。あの歳まで練習すれば(笑)」と。
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ぶらっと

奥様の心意気、素敵です。(^-^)
by ぶらっと (2013-05-07 08:51) 

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