やっと読んだ [読書 書評]
困ってるひと 大野更紗
一年前のうつ休み中、やっと外出すると書店でこの本が平積みに。おしり洞窟という表現に自分の脳ミソが凍りつく。怖くなって見送ったのでした。先日、福祉番組で著者を見かけ改めて探した。ところが単行本が無い。なんと世知辛い。すると文庫本になっていた。
改めて読んでみる。僕もほぼ寝たきりの母を看たから少し分かるけど、これほど凄惨な体験をよく観察して書いたなぁとぶったまげる。読んでて痛いわ泣けるわ吹き出すやら。僕も足の蜂巣炎はビリビリ痛んだ。けどさ、おしりが赤色巨星級に腫れて座ることも出来ず、破裂してクレーター級の大穴が空いたらねぇ。せめて、かさぶたにはなったのでしょうか。そこが心配。
そしてこの人も頑張屋だな。自分が無理しているのが分からなくなって倒れる典型。アロスタシスという話し。その体でタイに行くか?と突っ込みたくなった。きっと一直線に頑張り過ぎたのだろう。それでも「難ソナ(泣)」して「ご重体」ながら退院して再起しちゃうんだから凄いなぁ。
僕も病み上がりの少し困った人だ。影ながら著者を応援します。リンクしとくよ。
http://watashinofukushi.com
http://synodos.jp/komatterus
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