SSブログ

5月の本 [読書 書評]

DSC09427.JPG
・理科系の作文技術
今更よんでみた。理科系たるもの短くハッキリ書きなさい!と勇気づけられる。英語の論文は頭から読めば分かるように書いてある。日本語の文は最後まで読んで分かるものもあると。そっかー、こうやって論文の書き方とか習うんだ。この通りに書いたら、角立ちまくるだろうな。

・治療論から見た退行
医者とか心理士向けの本。心の「基底欠損(the basic fault)」という概念を提案している。赤ん坊がこの世に気付いた時、言葉では捉えられない物の見方が大人にも影響している。一つをオクノフィリア(ocnophilia)と名付け、外の世界を恐れ人にしがみつく性質を示している。もう一つをフィロバティズム(pholobatism)と名付け、外の世界を楽しみ自分で探索する、人をむしろ避ける、という性質を示す。前者のしがみつく性質が強くなると、「たいへん我侭な困った人」になり、どう相手するか七転八倒したらしい。でも安心できる環境を作り、何を言われようと支えるうちに、落ち着いてくるよ!と論じてる。そんな気もしてくる。あたしは(どーみても)後者だな。

言葉にならぬしがみつきを言葉で書くと、どっかの書簡の応酬みたいでぞっとする。

DSC09438.JPG
nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

4月の本6月の本 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。