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4月の本 [読書 書評]

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・上を向いてアルコール
「いつの間にか飲んじゃう」世界をさらっと書いた希少な本。暇になると飲んじゃう? 壮絶なことは言葉では言い辛いだろうな。

・カミとヒトの解剖学
何でも「脳と身体」で書いちゃう養老論法。1993年頃の本で厚い(笑)。最新作は薄いのに。べらぼうに本を読んでることは伝わる。次の本に繋がる↓

・中世賤民の宇宙
著者は中世ヨーロッパに於ける、物の見方の変遷を研究した人。その昔、人は身体と自然を畏怖した。キリスト教が広まると、神様を通して人間が世界を支配するようになる。でも、自然は神様の世界に収まらず恐れられた。で、「自然物を扱う人」(技能・技術・芸能を持つ人)も恐れられるようになった。でも彼らがいないと困る。そういう煙たがられる人は昔からいたらしい。じゃエンジニアも?と私は感じる。 機械時計は礼拝の時刻を合わせるために発明されたのではないか?という話も書いてある。人々が勝手な時に礼拝しないように。

・AI vs 教科書が読めない子どもたち
「AI技術」で大学入試を解く過程から、実は人も教科書をあまり読めていない(意味が通じてない)のでは?とある。人工知能という技術の考え方、数学を適用する歴史、数学は意味を表現できないことも、さわりだけ書いてある。

*わたしの妄想
著者は世の中を理解するように学問をしてるはず。実はそうでもない世界を見つけて仰天したかも。気持ちはわかる。 言葉自体に意味は書いていない。「りんご」と書いても味はしない。食べてみるしかない。意味とは、おそらく言葉から浮かんでくる(復号される)もの。その意味を無視して言葉を使うなら、機械で済んじゃうかも。街で聞いた「ワンタッチでスタッドレス」とか(汗)。
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